信夫山の「暁まいり」が間もなく始まりますね。そこで、今日は「わらじい」の秘密をご紹介。
わらじいの年齢は300歳以上といわれています。大わらじから生まれたので、身体はワラでできているとか。本名は羽黒護左衛門藁助(はぐろごんざえもんわらすけ)という立派な名前です。なにしろ、足腰の弱い人や恋人同士を見ると放っておけなくなる性格で「わらじから生まれたから、健脚と身体壮健にはご利益抜群じゃ」と本人も保証済み。さらに縁結びも得意で、「二人で『暁まいり』に参加すればたちまち良縁が結ばれるはずじゃ!」と公言しています。パセオ通りの「信夫山散歩」にはお守りもありますよ。

 さて、歴史をちょっと振り返ってみましょう。信夫山に大わらじが奉納されるようになったのは、約300年前といわれ、初めは仁王様の強い力に頼って病や邪を払ってもらおうと大きなわらじを奉納したのが始まりです。当時は、東北を代表する祭りの一つで、最盛期は7万人を超す参拝者があふれ、雪の凍路を登っていきました。戦後でも特別列車やバスが運行され、街は商店や映画館が24時間通しでにぎわったそうです。そこで、男女が出会い、縁結びの祭りといわれるようになったのですね。現在は、御山敬神会が受け継ぎ、長さ12㍍・重さ2㌧という、まさに日本一の大わらじを奉納しています。