信夫山と言えば、市民みんなに親しまれている桜の名所でもあります。
信夫山公園は、東京の上野公園と同じ時期、明治7年(1874年)に政府の認定する公園になりました。
その後、明治32年(1899年)に、当時の町長であった鐸木(すずき)三郎兵衛たちが発起人となり、公園にソメイヨシノやヒガンザクラ約1万本を植樹し、現在の桜の名所が生まれたのです。

 大日堂広場の南石段の傍らに「桜樹満株栽植記念碑」があります。その碑には、香雲満山にたなびき、麗景人を招く、云々(うんぬん)とあります。
100年後の人々の楽しみを考えた、先人の思いに感慨深いものがありますね。
ちなみに、寄進をされた方々の名前がずらりと並んでいますが、粉又さん、但馬屋さん、金澤さんといった、昔の人ならだれもが知っている町の商家さんの名前が多く見つけられます。
多くの人々に、信夫山を愛して欲しい-。そんな気持ちが一本一本に込められていたことを感じながら、今年はもっと「桜」の気持ちになって眺めてみましょう。
一方、残念ながら桜の寿命が尽きようとしています。特にソメイヨシノは70年を過ぎると老木になり朽ちてくるそうで、青年会議所や有志の方々が懸命に植樹に努力されています。みんなで活動を応援していきましょう。