今、空前の猫ブーム!そこで、話題になっているのが「信夫山ねこ稲荷」です。信夫山で猫の幸せ祈願ができると大人気に。昨年9月の「猫のしあわせ祈願祭」には県外からもたくさんの猫ファンが訪れました。
そもそもなぜ、ねこ稲荷なのかということですが、そこが伝説の信夫山のすごいところで、正当な理由があるのです。
昔々、「信夫の三狐」といわれる狐(きつね)がいました。中でも一番人化かしの上手な、「御坊狐」が信夫山に住んでいて、人を化かしては喜んでいました。その化けの皮をはがしてやろうとした馬方が、娘に化けた御坊狐に、逆にだまされて馬ふんを食わされたなど、面白い話がたくさん残っています。

 さて、一方で人のいいところもある御坊狐は、ずる賢い鴨左衛門狐にだまされて、自慢の尻尾を失ってしまいました。そこで、御山の御房さまに諭されて蚕(かいこ)を守る稲荷となったのです。当時、信夫山は養蚕が盛んで、蚕を食い荒らすネズミを退治する御坊狐は、部落でとても大切にされたのでした。
そこで、いつのまにか「ねこ稲荷」と呼ばれるようになり、猫を愛する人たちがたくさんに参拝するようになったのです。
いまでは、立派な赤鳥居が立ち、猫ファンが愛する猫の写真を奉納に訪れています。