弁慶は信夫山にも訪れたことがあると言われており、その痕跡が残っています。今回は、そのお話をご紹介しましょう。
県庁(福島城)からまっすぐ突き当たった本参道(祓(はらい)川口)の左に、「弁慶の足跡石」があります。さまざまな怪力伝説がある弁慶ですが、この時は大きな釣り鐘を担いでどんどんと登ったそうです。
すると、固い岩がへこんで足跡が付いたのでした。その時の巨大な足跡が3つ、くっきりと残っています。ぜひ、弁慶と足の大きさ比べをしてみてはいかがでしょうか?

 もう1つは羽黒神社の石段の下に、「弁慶のひざかぶ石」があります。弁慶が思わず岩に膝をぶつけたら、これまた固い岩がぼっこりとへこんでしまったそうです。この「ひざかぶ石」は、へこんでいる所に膝を当てると痛みが和らぐと言われています。
更に不思議なことに、老若男女、体型が全く違う人、誰もが「ひざかぶ石」に膝を当てると、まるであつらえたかのようにぴったりと収まるのです。先日も数名でトレッキングに訪れた方々が、かわるがわる膝を当てていましたが、皆さん自分の膝にフィットすると驚いていました。
これらは信夫山四十八石のうちの2つとしても知られています。
多くの地域で伝説を残している弁慶は、信夫山にも来ていたのですね。