信夫山トンネルの北側に「転び石」という字名があります。
その由来は、なんと信夫山の頂上から巨大な石が転げ落ちてきて、子守の女の子を押し潰してしまったのだとか。そして、その巨石は昭和の時代まで(?)、田んぼの真ん中にどーんと鎮座していたのだそうです。
現在は、信夫山北の道路向かいに、記念碑が立っています。
さて、この巨大な転び石が、実は、信夫山の南にも落ちてきていたのです。しかも、それは現在もそこにでーんと鎮座しています。

 「そこはどこか?」というと、なんと福島県立図書館の裏庭です。県立美術館・図書館の正面中庭のプールの奥に、裏庭に抜ける地下道があり、そこをくぐり抜けると簡単裏庭に出られます。
「転び石」は図書館駐車場の緑地にありました。早速見に行くと、高さ2.6メートルほどもある大岩で、その昔、南の烏ケ崎の岩場から、ものすごい音と地響きを伴って転げ落ちてきたものだそう。地元の人々は、怖れと畏敬の念を込めて「お岩さん」と呼び、しめ縄を張って祀(まつ)ってきました。
現在は、「大山づみ※1神(おおやまづみのかみ」と、「大田明神」と刻まれた石碑が立っています。大山づみ神は山の神様で、春になると山を降りて田の神さまに、秋になると山に帰ります。信夫山の話は尽きません。
注:※1 「づみ」は、ころもへんに氏