信夫山山頂から、福島市の北部全景が見られるのはご存知ですね。
第一展望台北側に「薬師の峰展望デッキ」、一周道路北側に「第三展望デッキ」があり、広大な眺めが楽しめます。
信夫山トンネルの北側からは国道13号線と新幹線がそれぞれにまっすぐ伸びていますが、ちょうどその交差する地点が「ヤマダ電機」の黄色の建物で、山からよく見えます。
実は、その「ヤマダ電機」のある一帯は、昔、福島町より大きな村落があって「御山千軒町」といわれていたそうです。

 奈良時代から平安初期まで栄えており、今でも町中・中ノ町・中屋敷・古屋敷などの地名が残っています。泉・南沢又まで広がる地域で、昔は信夫山の北側が「福島の町」だったのですね。
なぜ、そんな町が消えてしまったのかというと、ある時、松川が大氾濫を起こしてすべてを押し流してしまったからだそうです。
そういえば、伊達政宗との松川合戦(1600年)のときには、松川は信夫山の南を流れていましたね。
平安以降、松川は何回か流れを変えています。古老によると、戦前、信夫山北部は広い水田地帯で、小さな泉川が松川と並行して流れており、そこにかかっていたのが「念仏橋」だそうです。
信夫山はさまざまなことを教えてくれますね。